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コラム
Web広告はチラシより効果的?
スマートフォンの普及率が2022年時点で90%を超え、ほぼ100%になる日も近いと言われています。
最近の若者はテレビを見なくなったとも言われ、情報を得る手段は新聞・雑誌・テレビに変わってインターネットが主流になっているのではないでしょうか?
もちろん広告も紙媒体がどんどん減り、デジタル化が進んでいます。
選択肢が増えた分、より効果的に広告をうつにはどの媒体を選べばいいのか悩ましい思いをしている企業の方も多いことでしょう。弊社にもそういったご相談は絶えずあります。
ここでは、みなさんが当たり前のように毎日目にしているWeb広告とはどういったものなのか、どのように活用していくべきかお話したいと覆います。
目次
はじめに
1.数多くある広告媒体
2.増えるデジタル広告とその種類
3.web広告のメリット・デメリット
4.web広告の選び方
まとめ
1.数多くある広告媒体
日々の生活を送る中でいろいろなところに目を向けると、様々な広告が目に飛び込んできます。
いわゆる広告媒体にはどのようなものがあるでしょうか?
かつて主流であった新聞・雑誌広告・テレビやラジオなどのメディア広告から今はインターネットでの広告も盛んです。
【主な広告媒体】
テレビ広告
ラジオ広告
インターネット広告(ウェブバナーやソーシャルメディア広告など)
新聞広告
雑誌広告
ポスター広告
フライヤー・チラシ
屋外広告(ビルボードや看板など)
デジタルサイネージ(デジタルディスプレイ広告)
メールマーケティング(ダイレクトメールやメールニュースレターなど)
2.広告媒体選択の基準
自社の広告を出したいと思ったとき、ターゲットや予算・目的・効果・ライバルの動向などを見て、
最も効果的な方法は何かと考えると思います。
広告媒体は以前はペーパーや看板などのアナログが主流で、テレビなどで流す動画広告は一部の大手企業のものでした。
しかし、インターネットを通じて低予算でも動画広告を出すことも可能となり、
また、インターネット上では動画広告に限らずあらゆる企業の広告が見られるようになりました。
そして、今まで新聞折込やチラシ・フライヤーなどの紙媒体で広告を出していた企業では、
より多くの人の目に触れる機会のあるWeb広告への期待がますます高まっています。
3.Web広告のメリット・デメリット
ひと言でWeb広告といっても紙媒体同様、様々な種類があります。
良く目にする「バナー広告」「動画広告」「音声広告」「アフィリエイト広告」「ソーシャルメディア広告」や、
一見見る人が広告だと気が付かない「テキスト広告」「検索連動型広告」「ナティブ広告」「インタラクティブ広告」
「コンテンツマーケティング」もウェブ広告です。
多くの企業が選ぶインターネット広告ですが、自身の目的にあった手法を選ばなければ競争率が高い分、
効果が得られないものとなってしまいます。
【Web広告のメリット】
1.リーチの拡大:
インターネットの普及により、世界中のユーザーに広告を展開できます。地理的な制約が少なく、広範囲のオーディエンスにリーチできます。
2.ターゲティングの精度:
Web広告プラットフォームでは、ターゲットオーディエンスを細かく指定して広告を表示することができます。
興味や行動に基づいて広告を配信することができるため、効果的なターゲティングが可能です。
3.計測と分析:
Web広告を利用すると、広告の成果や効果をリアルタイムで追跡し、評価することができます。
クリック率やコンバージョン率などのデータを分析し、広告戦略を最適化することができます。
4.柔軟性と迅速な更新:
Web広告は比較的低コストで制作し、迅速に更新や変更を加えることができます。
キャンペーンの進行に合わせて広告を調整することが可能です。
5.相互作用とエンゲージメント:
インタラクティブな広告やソーシャルメディア広告を活用することで、ユーザーとの相互作用を促進し、
ブランドとのエンゲージメントを高めることができます。
【Web広告のデメリット】
1.広告ブロック:
ウェブブラウザの広告ブロッカーなどを利用して広告を非表示にするユーザーが増えています。
これにより、広告の表示が遮断される可能性があります。
2.広告疲れ:
ユーザーが広告に慣れてしまい、広告に対する興味や注意を失うことがあります。
適切なターゲティングやクリエイティブの工夫が必要です。
3.競争の激化:
インターネット上の広告市場は競争が激しく、クリック単価や広告費用が上昇する傾向があります。
競合他社との差別化が求められます。
4.セキュリティリスク:
オンライン広告は、マルウェアやフィッシング詐欺などのセキュリティリスクを伴う場合があります。
広告配信ネットワークの信頼性やセキュリティ対策を確認する必要があります。
5.視認性の低下:
バナーブラインドやバナーデフィシエンシーなど、広告が表示されているにも関わらずユーザーがそれに気づかない状況が発生することがあります。
これに対処するためには、クリエイティブの工夫や広告の配置を工夫する必要があります。
4.web広告の選び方
1.目的の明確化
広告の目的や目標を明確にしましょう。ブランド認知度の向上、売上の増加、ウェブサイトへのトラフィック増加など、
目標に合わせて広告の種類や戦略を選択します。
2.ターゲット層がよく利用する媒体を選ぶ
広告を見るであろうターゲットオーディエンスの属性や行動を理解しましょう。
ターゲットオーディエンスのデモグラフィック情報や興味関心、購買行動などを考慮して、適切な広告媒体やプラットフォームを選択します。
たとえばツイッターの利用者は若者が中心ですから、60代以上の年配者向けに商品を謳っても効果は薄い可能性が高いです。
また年齢だけでなく、住む場所や所得層、などでも適切な広告媒体やプラットフォームが区分けできます。
3.費用対効果を考える:
利用可能な広告予算を考慮して、最適な広告媒体やプラットフォームを選択します。
予算に合わせて効果的な広告キャンペーンを展開するために、コストパフォーマンスを重視しましょう。
4.データと分析:
広告の成果や効果を測定し、評価するためのデータや分析ツールの提供状況を確認します。
リアルタイムのデータ分析を活用して広告戦略を最適化し、効果的な結果を得ることが重要です。
Web広告ではリアルタイムでの測定・施策が可能であることが最大のメリットです。
ターゲットオーディエンスを細かく指定して広告を表示することができる広告プラットフォームを選択します。
興味や行動に基づいて広告を配信することができるため、効果的なターゲティングが可能です。
5.ターゲティングの精度
広告の目的や目標を明確にしましょう。ブランド認知度の向上、売上の増加、ウェブサイトへのトラフィック増加など、
目標に合わせて広告の種類や戦略を選択します。
6.競合他社の活動:
競合他社がどのような広告媒体やプラットフォームを利用しているかを調査しましょう。
同業他社の広告戦略を分析し、差別化するための戦略を検討します。
7.クリエイティブの品質:
広告のクリエイティブコンテンツやデザインの品質を確認しましょう。
魅力的で興味を引く広告を制作することで、効果的な成果を得ることができます。
まとめ
Web広告についてお話してまいりましたが、基本的には紙の場合と同じく、目的やゴールを見て、ターゲット層にあった手段を選ぶことが基本です。
加えて、リアルタイムで分析しその結果を見て、即時に対策できるところが最大の大きなメリットだと言えます。
また、必ずしもWeb広告が良いということではなくて、ターゲットの年齢によっては新聞折込のほうが大変な効果を生む場面もありますし、
簡単に情報が消えていくwebよりも紙で手元に置いておきたいものもあります。
新しい古いではなく、目的と効果を考えながら、より適切な媒体選びをすることが大切です。